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美術館めぐり

令和5年度予定【終了しました】

開催日 12月8日(金)、12月13日(水)
開催回数 2回
視察美術館  メナード美術館(小牧市)
徳川美術館(名古屋市)     
 定員  各回22名(応募者多数の場合は抽選) 
 参加料  4,800円(入館料・昼食代含む)    
申し込み時期   11月1日(水)〜11月15日(水)消印有効    
 集合場所・時間 豊川市桜ヶ丘ミュージアムに8時45分までに集合
 対象 市内に在住・在勤、または在学の16歳以上の方 
 
 往復はがきに
  @希望日
  A郵便番号・住所
  B氏名
  C年齢
  D電話番号
  E勤務先(学校名)
  F同伴者があれば、その方の住所・氏名(1人まで)
 以上をご記入のうえ

   〒442-0064
   豊川市桜ケ丘町79‐2 豊川市桜ヶ丘ミュージアム内
         公益社団法人 豊川文化協会 美術館めぐり係

 までお送りください。
※1人1通(同伴者がいる場合には2人で1通)のみ有効。




令和4年度実施結果 

開催日 開催回数 視察美術館 定員 参加料 申込時期 詳細
12月7日(水)
12月8日(木)
2 メナード美術館
(小牧市)
名都美術館
(長久手市)
各回
22名
3,800円
(入館料・昼食代含む)
10月15日(土)〜
11月4日(金)
消印有効
終了
しました
美術館めぐり
文化ふれあい委員長 山口 みどり


 今年も人気の美術館めぐりが催されました。7日は天候にも恵まれ、約3倍の申し込みの中、運良く選ばれた皆さんは車中の会話をさっそく楽しんでいました。
 まずは、小牧市にあるメナード美術館で「開館35周年記念展」を鑑賞しました。
 このコレクションは、マネをはじめとする印象派以降のヨーロッパ絵画、明治から現代に至る日本画、日本洋画などを主体とした絵画、彫刻、工芸などで、記念展は前期と後期に分かれています。
 明るい光の入る一室は、木彫に彩色されたマリーニ作「馬と騎手」の大作を中心に、ロダンなどのブロンズ像が配置されていました。
 印象派の画家をはじめ、ポスト印象派、キュビズム、フォービズムなどの有名な画家の小品が多く、見ごたえがありました。
 最後の部屋では、「画壇の仙人」と呼ばれた熊谷守一の素朴でのどかな絵画が、私の沸き立つ心をゆったりと温かく包んでくれました。「生きていることが好きだから他の生きものもみんな好き」と語る彼の人柄が画面に表れていて、皆さん魅了されている様子でした。
 昼食後は一路長久手市へ。名都美術館での横山大観の回顧展を楽しみました。
 近代日本画壇に名高い横山大観は、90歳で生涯を閉じるまで常に画家としての技と人としての素養を高め、約7000点の作品を残したと言われています。その中でも富士の絵は1500点を占めるそうです。
 富士を背に太平洋の荒波と龍を描いた三幅の「或る日の太平洋」は、一度完成させた物に満足せず、手直しを重ね理想を追求した大観の姿勢が表れた作品です。この姿勢こそが、大観を唯一無二の画家たらしめた理由でありましょう。
 戦争の道を邁進する時代には日本と歩調を合わせるかのように、雪をいただいた富士の横に日輪の赤をくっきりと組み合わせ描き上げました。日本の歴史までも透けて見える作品を味わいながら、大観の偉大さを感じました。
 忙しくなりかけた師走の一日。日常をしばし忘れて芸術に触れられた充実した一日となりました。



令和3年度実施結果

 
開催日 開催回数 視察美術館 定員 参加料 申込時期 詳細
12月15日(水)
12月17日(金)
2 静岡市美術館
秋野不矩美術館
各回
22名
3,600円
(入館料・昼食代含む)
11月21日(日)
消印有効
終了
しました
美術館めぐり
文化ふれあい委員 白井 康次


 早朝より底冷えする中、桜ヶ丘ミュージアムへ集合し、参加者28名事務局3名を乗せて一路静岡市美術館へ出発しました。
 高速道路に入る前、事務局より参加申込53名の中より抽選で選出されたとの報告がありました。皆さんの心がけも良いのか、天候にも恵まれ高速道も順調に進み、富士山が雲ひとつも無く裾野より頂上まで綺麗に車窓から見ることが出来、皆さん大変喜んでいました。

 最初の目的地、静岡市美術館では、特別展「風景画のはじまり・コローから印象派へ」。
 参加された皆さんと一緒に素晴らしい作品を鑑賞出来、感激しました。中でも風雲急な嵐の如く迫りくる空模様と薄暗く静寂な森の中の小川の作品など、とても印象に残りました。
 次は皆さんお楽しみの昼食は美術館近くの甲羅にて四季彩御膳を頂き、満足の様子でした。
 



最後の目的地は、浜松市郊外の秋野不矩美術館です。
 今回は特別展「生誕一〇〇年回顧展 石本正」を鑑賞しました。
小高い丘に建つ秋野不矩美術館は、自然に溶け込んだ優しいモダンな美術館でした。
館内に入って最初に目に留まったのは、鮮やかに真っ赤な「鶏頭」という作品でした。奥に入ると「舞妓」の作品に魅せられました。言葉では言い表せない想いに、参加された皆さんとしばらく一緒に見入っていました。




 美術館を後にして、バスの中。コロナ感染の不安がある中で、今回参加の皆さんは食事の時以外はマスクを着用し感染対策、マナーを守っていただいた事、感謝の気持ちで一杯でした。本当にありがとうございました。
今後も「美術館めぐり」ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。



令和2年度

 
 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、令和2年度の美術館めぐりは中止とさせていただきます。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
開催日 開催回数 視察美術館 定員 参加料 申込時期 詳細
- - - - - - 中止となりました



令和元年度実施結果

開催日 開催回数 視察美術館 定員 参加料 申込時期 詳細
令和2年
1月21日(火)
1月23日(木)
2 三岸節子記念美術館
名古屋市美術館
各回
22名
3,600円
(入館料・昼食代含む)
12月28日(土)
消印有効
終了
しました
美術館めぐり 
文化ふれあい委員 清水ひろ子

 今年も参加申し込みが高倍率で人気の美術館めぐりが催されました。21日は天気にも恵まれ、高速の走行もスムーズに車中の会話も弾みました。
まずは一宮市にある三岸節子記念美術館の常設展を学芸員の案内のもと鑑賞しました。
日本の洋画家で女性の社会進出への大きな架け橋となった人で、初期の作品は身近な物をモチーフに室内画・静物画を描くことが多く、後には花を愛し花を描くことをテーマとしました。単純で簡素化された「花」からは写実では表現出来ない生命力を感じ、またその時々の環境や心情の変化を映し出す節子の人生遍歴がうかがえるようでした。
 木曽路で昼食を楽しんだ後は名古屋市美術館にて岸田劉生の没後90年特別展を鑑賞しました。
劉生と言えば愛する娘麗子をモデルにした多くの作品があります。38歳で亡くなるまで多くの自画像・肖像画・静物画・風景画と多彩なジャンルに取り組み、独創的な作品があります。
私は「冬瓜葡萄図」に魅せられ、冬瓜の肌の繊細で深みのある色の変化とキュッと締まった葡萄のアクセント、晩年の劉生の画境に心打たれました。

平日とあって観客も割に少なく、ゆっくりと美術館めぐりが出来、有意義な一日を過ごすことが出来ました。今回参加してくださった方々の協力に感謝いたします。



平成30年度実施結果

開催日 開催回数 視察美術館 定員 参加料 申込時期 詳細
平成30年
12月11日(火)
12月13日(木)
2 静岡県立美術館
秋野不矩美術館
各回
22名
3,800円
(入館料・昼食代含む)
11月19日(月)
消印有効
終了
しました
美術館めぐり 
文化ふれあい委員 嶋田いつこ


 12月11日、参加者の皆様と、豊川市のバスにて定刻通り出発しました。
 最初の目的地、静岡県美術館では企画展「めがねと旅する美術展」が開催されており、遠近法とレンズを用いた江戸のめがね絵から、鉄道・飛行機・顕微鏡・望遠鏡によって観ることのできるミクロ/マイクロの世界、ユニークな現代アート等々、人々の視覚に対する探求の跡をたどることができました。
以前観覧したことのあるロダンの彫刻もとても素晴らしく、いつ観ても良いものは良いということを改めて実感しました。
午後から訪れた秋野不矩美術館は地元の天竜杉を使った風変わりな素晴らしい外観で、外壁にはわら入りモルタル使用、館内の床は籐ござや大理石が敷かれ、一風変わった建造物でした。

浜松市二俣町で明治41年に生まれた秋野不矩さんは19歳から93歳まで生涯画家として過ごされ、数々の賞を受賞された素晴らしい方でした。



平成29年度実施結果

開催日 開催回数 視察美術館 定員 参加料 申込時期 詳細
平成29年
12月6日(水)
12月8日(金)
2 三甲美術館(岐阜市)
メナード美術館(小牧市)
各回
22名
3,800円
(入館料・昼食代含む)
終了しました -
 美術館めぐり

 平成29年度の美術館めぐりは、岐阜市にある三甲美術館と小牧市にあるメナード美術館へ行ってきました。
  岐阜市にある三甲美術館は美術館めぐりとしては初めて訪問する美術館となりました。
 企画展「梅原龍三郎展」と常設展示されている収蔵品の数々を見て回りました。








 また、小牧市にあるメナード美術館は、開館30周年ということで「開館30周年記念コレクション名作展・メナード美術館30のテーマ」と題した企画展を開催しており、訪れた期間は第T期として15のテーマが設けられ、それぞれテーマに合わせた名作の数々を鑑賞することができました。
 中でもピカソやゴッホといった巨匠の作品は圧巻で参加者の多くが長い時間作品の前に集まっていました。


 文化協会主催の美術館めぐりは、同じ場所を2日に分けて行っていますが、どちらも定員数を大きく上回る競争率となっており人気の高い事業となっています。
      



平成28年度実施結果 

開催日 開催回数 視察美術館 定員 参加料 申込時期 詳細
平成29年
2月22日(水)
2月24日(金)
2 静岡市美術館
秋野不矩美術館
各回
23名
3,400円
(入館料・昼食代含む)
終了しました -
 美術館めぐり
 文化ふれあい委員長 山口美恵子

  文化ふれあい委員会が担当する文化事業は、春と秋に実施する文化財めぐりと、年度末に近い2月頃に実施する美術館めぐりがあります。
 今年度の美術館めぐりは、平成29年2月22日(水)と24日(金)の2日間、静岡市美術館と浜松市天竜区にあります秋野不矩美術館に決定し、開催されました。
 本事業は市の公用車を借りることで参加費の負担が少ないこともあり、人気のある事業の一つで、毎回多くのご応募をいただいております。
 今回も初日の22日は2.6倍、24日は2.5倍とそれぞれ高い倍率となりました。参加者の中には毎回落選し、やっと今回参加することができましたという声も聞かれました。

 三寒四温といわれ、まだまだ冬の寒さを感じる時期で、当日の天気が非常に気がかりだったのですが、風もなく穏やかな天気に恵まれ、期待の膨らむ一日の始まりを感じながら定刻通り桜ヶ丘ミュージアムを出発しました。
 今回、最初の目的地である静岡市美術館は、過去に行ったことがなく初めて訪れる施設であり、JR静岡駅前に位置する葵タワーの3階にありました。会場では、特別展「夢二と京都の日本画」が開催されており、岡山県出身の竹下夢二の作品やそれに付随する関係資料約70点と京都の日本画、約40作品を見ることができました。 
 独特の世界観を持つ夢二の作品や同世代に活躍した日本画家の作品を見て、歴史を垣間見るひと時を過ごすことができました。

 その後、昼食を済ませ、次の目的地である秋野不矩美術館へ向かいました。
 ここでは入館前に趣のある建物の前で、館の学芸員さんから建築に至るまでの経緯や秋野不矩の人となりの説明を聞き、作家に対する地元愛の深さに心温まる思いを感じました。
 会場では、特別展「人物に託す意思 山田優アントニ×川島優」の地元若手作家の作品45点と常設展示である秋野不矩の作品8点があり、世代を超えた作家が描く人物像にはそれぞれの個性があり、対比することで、作品一点一点を興味深く鑑賞することができました。
 秋野不矩美術館での滞在時間は短めでしたが、美術館を退出する際の参加者の顔には、どこか穏やかそうな表情が見てとれたような気がしました。そんな思いを感じつつ美術館を後にし、新東名を経由して予定よりやや早めに、桜ヶ丘ミュージアムに到着しました。
 バスを降りる際には、多くの方から是非次の機会にまた参加したいと口をそろえて言っていただき、充実した一日を過ごすことができました。
     


平成27年度実施結果

開催日 開催回数 視察美術館 定員 参加料 申込時期 詳細
平成28年
1月27日(水)
1月29日(金)
2 愛知県陶磁美術館
名都美術館
各回
23名
3,200 終了しました -
 美術館めぐり
 文化ふれあい委員長 山口美恵子


 今回は1月27日(水)と29日(金)、名都美術館と愛知県陶磁美術館へ行って来ました。
 長久手市にある名都美術館は、近現代の日本画が中心で、特に上村松園、鏑木清方、伊東深水の美人画が充実している美術館です。
 特別展は「生誕110年記念 布で描いたアプリケ芸術 宮脇綾子の世界展」でした。宮脇綾子は、身近なものを豊かな感性でとらえ、端切れや古裂、様々な素材で表現した「アプリケ」の創作作家です。洋画家の宮脇 晴との結婚を機に名古屋へ移り住み、制作活動を始めたのは40歳を超えてからでした。
 作品は台所の食材や庭の草花など生活に即したモチーフをユーモアのある絵画表現で生き生きと布に甦らせており、心温まる作品ばかりでした。又、時代を感じさせない色彩の豊かさや今も現代性を持ち続けている作品に感銘をうけました。館内では、会館の方の気配りもあり解説の声がとても聞きやすく、その世界観に浸り心地よい時間を過ごしました。 

 愛知県陶磁美術館は、瀬戸市にある陶磁器の美術館です。
 企画展は「煎茶―山本梅逸と尾張・三河の文人文化―」でした。千利休が侘び茶の祖・茶聖と称されるのに対し、煎茶の祖・茶神と呼ばれるのが高遊外・売茶翁です。
  その昔、お茶は薬として珍重された時代があり、身分の高い人の飲み物でしたが黄檗僧であった売茶翁によって、上流階級の文化だった喫茶の風習が庶民にまで広められました。
企画展では売茶翁所持を含む数々の煎茶道具や江戸時代後期から明治に花開いた尾張・三河の煎茶文化を、名古屋出身の文人画家・山本梅逸の描いた画を通じて紹介していました。また、中国から渡来し常滑に朱泥急須の技術を伝えた金士恒の業績を知るとともに、三河の八橋売茶翁・方巌が愛用した涼炉などの工芸品、瀬戸や常滑で制作された煎茶道具など多くを鑑賞できました。
  陶磁美術館は、大規模な美術館で常設展の作品数も多く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。ボランティアガイドもいるので時間に余裕があれば一日楽しめる感じがしました。

 毎年ご好評いただいている美術館めぐり、今後も参加者皆さんの声を参考に企画していきたいと思います。
ご協力ありがとうございました。
      




平成26年度実施結果

開催日 視察美術館 参加人員
1月28日(水) 大一美術館、古川美術館 33名
1月30日(金) 33名







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